東邦大学附属東邦中の結果(令和2年度中学入試速報8)
千葉の入試結果3つ目は、東邦大学附属東邦中です。
※一般入試後期も更新し、データを表にまとめてみました。
要点は
①一般入試前期(1/21)
・応募者・受験者が微減だが合格者増のため、倍率は下がった。市川・昭和秀英と比べると比較的おだやかか。
・算数の平均点が7点以上アップなのに対し、ここでは国語・社会といった文系科目の平均点の低下が目立った。
・とはいえど、不合格者数も1000人以上と多く、相変わらず厳しい入試になっている。
②一般入試後期(2/3)
・応募者・受験者ともに増加。合格者は大幅減だが、これは昨年が例年より多かったものによるため、むしろ一昨年以前に戻ったとも言える。
・昨年の後期の合格者数・倍率が特殊だったことがこれで判明。
・社会以外は平均点下降、特に理科は大幅低下。しかし、ボーダーラインは2点しか下がらず。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は一般入試前期は国算理社100点満点の計400点満点、
一般入試後期は国算100点満点・理社50点満点の計300点満点です。
昭和学院秀英中の結果(令和2年度中学入試速報7)
いよいよ入試も佳境に入ってきました。
本日は昭和学院秀英中の結果です。
※第2回入試も更新し、データを表にまとめてみました。
※昨年からの要項変更点
第1回入試(12月1日・第1志望入試)が廃止。
そのため、昨年の第2回が第1回に、第3回が第2回に変更。
定員も旧第1回の20名分が移動し、第1回が100名→110名、第2回が10名→20名に増加。
要点は
①午後特別入試(1/20午後)
・午後特別入試は応募者減。ただし、合格者も減ったため、倍率はほぼ変わらず。
・午後特別入試は国語の合格者平均が点10点以上下がり、ボーダーラインも9点下がった。
②第1回(1/22・前年第2回)
・応募者・受験者ともに増えたものの、合格者が減ったため実質倍率は上昇し、4倍近い倍率に。不合格者数は150名ほど増加。
・全教科で合格者平均点が下がり、特に算数の合格者平均点の低下が目立った。
③第2回(2/2・前年第3回)
・応募者・受験者ともに増えたものの、募集増により合格者を昨年の3倍出したため、倍率は急降下。
・国語・算数を中心に全教科で合格者平均点が下がったが、難化というよりは、合格者の数が増えたことによる下降とみられる。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は午後特別入試が国語80点・算数120点の計200点満点、
第1回・第2回はともに、国算100点満点・理社50点満点の計300点満点です。
午後特別入試の国語の平均点の下がり方は驚きましたが、
第1回ではまたしても算数の平均点の低下が目立ちます。
市川中の結果(令和2年度中学入試速報6)
久しぶりに私立中入試の結果、今日は千葉の市川中です。
※第2回入試も更新し、データを表にまとめてみました。
要点は
①第1回(1/20)
・応募者・受験者ともに増加、特に男子は130名前後増加。
・女子は応募者は減ったが受験者が増えたため、受験率が上昇。
・合格者数の総数は昨年とほぼ変わらずだが、男女比に多少変化。結果的に実質倍率は男女ともに上昇、特に女子は2.89倍と高倍率に。
・全教科で平均点が低下したため、4教科の平均点が20点以上下がった。特に算数の平均点の下がり方が目立つ。
・その影響か、ボーダーラインも20点下がった。
②第2回(2/4)
・出願人数は50名ほど、受験者数は70名ほど減。特に男子の減少が目立つ。合格者数はほとんど変わらなかったため、実質倍率は低下。
・国語の平均点が10点近く下がり、逆に社会の平均点が10点以上上がった。4科全体で見ると、平均点はほぼ変わらず。
・ボーダーラインも2点下がり、昨年よりはマシではあるが、それでも倍率は10倍を超える入試になっている。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は第1回・第2回ともに、国算理社100点満点の計400点満点です。
(理社も100点満点なのは珍しいですよね)
第1回に関しては、またしても難関校の算数の平均点の低下。
問題分析を急ぎます。
東京都立中入学者決定応募状況(令和2年度中学入試速報⑤)
昨日は少しドタバタしてしまい、更新ができませんでした。
今日は先日東京都教育委員会から発表された、都立中の倍率について見ていきたいと思います。
赤字は前年より上昇したもの、青字は前年より下降したものです。
また、白鷗高附属中と小石川中は特別枠選考の人数により変わるため、
倍率算出時には、一般枠の男女の募集人数を半分ずつと仮定した数字を使用しています。
全体的に倍率は落ち着いてきている傾向ですが、女子は相変わらずの激戦です。
特に23区内の学校は軒並み高いですね。
まあ、一時期の10倍近い倍率に比べたら、だいぶマシにはなってきましたが。
都立中入試と同じ2月3日に行われる国立中の出願状況ですが、
今のところ学芸大附属竹早中、学芸大附属小金井中、筑波大附属中は応募者数が出ていました。
学芸大附属竹早中と筑波大附属中は倍率が上昇し、学芸大附属小金井中は倍率が下降しています。
こちらも、23区内の学校の方が上昇ですね。
気がついたら来週は1月31日。もう1週間ほどで東京の中学入試です。
最後の最後まで、気が抜けません。頑張ります。
専修大学松戸高校の結果(令和2年度高校入試速報②)
今日も高校入試の結果をまとめていきます。
本日は1月17日・18日に実施された、専修大学松戸高校の結果です。
※後期入試については、判明次第追記します。
※1月17日と18日の両方に出願している受験者もいるため、応募者数・受験者数は延べ人数となります。
一方、合格者数は1月17日・18日の合計で発表されています。
要点は
・E類は応募者・受験者が大幅に減少。合格者の数は変わらなかったため、実質倍率も低下。
・ただし、昨年よりスライド合格数は少なくなっている。
・A類は応募者・受験者はほぼ同数だが、合格者の数が増加した。そのため、こちらも実質倍率は低下。
・国語の平均点がE類・A類ともに上昇、英語の平均点がE類・A類ともに下降。
・E類・A類の平均点は、英語・数学は相変わらず10点近く異なる。
・ボーダーはE類・A類とも下降。特にA類は6割強にまで下がった。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
①1/17・1/18E類
応募者数:775名(1月17日411名/1月18日364名)
前年比-281名(1月17日-165名/1月18日-116名)
受験者数:769名(1月17日409名/1月18日360名)
前年比-275名(1月17日-162名/1月18日-113名)
受験率:99.2%(1月17日99.5%/1月18日98.9%)
前年98.9%(1月17日99.1%/1月18日98.5%)
合格者数:362名(ほか、スライド合格31名)
前年比-1名(スライド合格前年比-24名)
実質倍率:2.12倍(スライド合格を含めた倍率:1.96倍)
前年2.88倍(スライド合格を含めた倍率:2.50倍)
受験者平均点:17日204.0点/300点、18日205.9点/300点(国数英各100点)
前年比17日-6.3点、18日-3.3点
国語:17日73.9点、18日73.4点
前年比17日+9.0点、18日+3.9点
数学:17日66.3点、18日63.6点
前年比17日-1.0点、18日-1.3点
英語:17日63.8点、18日68.8点
前年比17日-14.2点、18日-6.0点
合格基準点:17日、18日ともに203点(前年17日、18日ともに221点)
②1/17・1/18A類
応募者数:1626名(1月17日825名/1月18日801名)
前年比-2名(1月17日+5名/1月18日-7名)
受験者数:1621名(1月17日823名/1月18日798名)
前年比+6名(1月17日+7名/1月18日-1名)
受験率:99.7%(1月17日99.8%/1月18日99.6%)
前年99.2%(1月17日99.5%/1月18日98.9%)
合格者数:638名
前年比+92名
実質倍率:2.54倍
前年2.96倍
受験者平均点:17日181.6点/300点、18日177.8点/300点(国数英各100点)
前年比17日-5.4点、18日-9.1点
国語:17日69.3点、18日68.7点
前年比17日+8.6点/18日+3.1点
数学:17日57.4点、18日51.6点
前年比17日+0.1点/18日-3.0点
英語:17日54.9点、18日57.5点
前年比17日-14.1点/18日-9.1点
合格基準点:17日185点/18日180点(前年17日・18日ともに197点)
東京都立中の入学者決定応募状況をまとめる予定でしたが、九段中も発表されたため、
明日こそはまとめてアップします。