【令和2年度高校入試まとめ3】東京都立高校入試の結果データ(共通問題校1/進学指導特別推進校)
はやくコロナウイルスの波がおさまってくれないかなと思う今日この頃です。
さて、本日も東京都立高校入試のデータです。
今回は共通問題を実施している学校のうち、
「進学指導特別推進校」に指定されている4つの学校について触れたいと思います。
前回と同じく、最新の令和2年度も含めた過去3年の比較として掲載します。
(字が細かくてすみません)
以下は、数値を見た限りでの分析となります。
問題を加味した分析はまだ途中です。あらかじめご了承下さい。
※表の数字は、以下のように算出しています。
・受験率=(受験者数/最終応募数)×100 で算出。
・実質倍率=受験者数/合格者数 で算出。
・手続き率=(手続き数/合格者数)×100 で算出。
1.小山台高校
都立の共通問題を実施している学校の中では最上位格である小山台高校ですが、
昨年の反動もあってか少しだけ穏やかになり、一昨年とほぼ変わらない入試でした。
男子よりも女子の方が厳しい入試であることには変わりません。
2.駒場高校
保健体育科がある関係で、進学指導特別推進校の中で
今年は全体で見ると昨年並みの出願者数・受験者数・倍率となりました。
しかし、内訳を見ると昨年に比べて男子が大きく減り、
逆に女子は大きく増えています。
かつてにくらべて倍率がかなり穏やかになっており、
昨年は女子がかなりの低倍率でしたが、今年は男子が低倍率になっています。
3.町田高校
東京都の市部で唯一の共通問題実施の進学指導特別推進校である町田高校、
今年は記録的な低倍率となりました。
最初の出願時からすでに人数が少なかった上に、男子・女子ともに受験者数も減り、
不合格者が100人前後だった昨年・一昨年に比べて競争率が大幅に下がっています。
来年は反動があるかもしれませんので、注意です。
4.小松川高校
進学指導特別推進校になってから間もない小松川高校ですが、
数字上ではここ3年を通してほとんど変わっていない入試となっています。
特に男子の受験者はここ3年でほぼ安定しており、
今後も似たような倍率の入試が続くと思われます。
女子については多少の増減はあるものの、大幅な増減にはなっていません。
こんなもんでしょうか。
共通問題実施校の最上位の4校は、意外と倍率がそこまで高くありません。
まあ、このレベルになると内申のマイナス分を
当日で取り返すのが非常に厳しい世界になるので、
確実に合格するには内申がとれていることが絶対条件になってはいますが。
次回は、共通問題を実施している進学指導推進校のうち、
23区にある学校について取り上げます。