渋谷教育学園幕張中の結果(令和2年度中学入試速報9)
雪予報でしたが、今のところは雨ですね。
さて、今日は渋谷教育学園幕張中の結果を振り返ります。
※二次入試も更新し、データを表にまとめてみました。
要点は
①一次入試(1/22)
・応募者・受験者はわずかに増えているが、女子は減っている。
・一方合格者は100名以上減り、不合格者数は150人以上増えたため、実質倍率は3倍台に突入。
・平均点は社会以外は上昇。易化ととるべきか、受験者層のレベルアップととるべきか・・・。
・ボーダーラインが200点を超えたのはここ5年で初。
②二次入試(2/2)
・受験率は下がったが、応募者・受験者ともに100名以上増加。
・合格者の数は微増のため、単純に不合格者数が増え、実質倍率は8倍台に。
・平均点は一次入試とうってかわり、社会以外は大幅に下降。
・ボーダーラインも平均点の下降にともない、20点近く下がった。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は一次・二次ともに、国算100点満点、理社75点満点の計350点満点です。
千葉もなかなか激戦の入試になったようです。
埼玉がまだまとめきれていないので、もう少し埼玉を探ってみます。
東邦大学附属東邦中の結果(令和2年度中学入試速報8)
千葉の入試結果3つ目は、東邦大学附属東邦中です。
※一般入試後期も更新し、データを表にまとめてみました。
要点は
①一般入試前期(1/21)
・応募者・受験者が微減だが合格者増のため、倍率は下がった。市川・昭和秀英と比べると比較的おだやかか。
・算数の平均点が7点以上アップなのに対し、ここでは国語・社会といった文系科目の平均点の低下が目立った。
・とはいえど、不合格者数も1000人以上と多く、相変わらず厳しい入試になっている。
②一般入試後期(2/3)
・応募者・受験者ともに増加。合格者は大幅減だが、これは昨年が例年より多かったものによるため、むしろ一昨年以前に戻ったとも言える。
・昨年の後期の合格者数・倍率が特殊だったことがこれで判明。
・社会以外は平均点下降、特に理科は大幅低下。しかし、ボーダーラインは2点しか下がらず。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は一般入試前期は国算理社100点満点の計400点満点、
一般入試後期は国算100点満点・理社50点満点の計300点満点です。
昭和学院秀英中の結果(令和2年度中学入試速報7)
いよいよ入試も佳境に入ってきました。
本日は昭和学院秀英中の結果です。
※第2回入試も更新し、データを表にまとめてみました。
※昨年からの要項変更点
第1回入試(12月1日・第1志望入試)が廃止。
そのため、昨年の第2回が第1回に、第3回が第2回に変更。
定員も旧第1回の20名分が移動し、第1回が100名→110名、第2回が10名→20名に増加。
要点は
①午後特別入試(1/20午後)
・午後特別入試は応募者減。ただし、合格者も減ったため、倍率はほぼ変わらず。
・午後特別入試は国語の合格者平均が点10点以上下がり、ボーダーラインも9点下がった。
②第1回(1/22・前年第2回)
・応募者・受験者ともに増えたものの、合格者が減ったため実質倍率は上昇し、4倍近い倍率に。不合格者数は150名ほど増加。
・全教科で合格者平均点が下がり、特に算数の合格者平均点の低下が目立った。
③第2回(2/2・前年第3回)
・応募者・受験者ともに増えたものの、募集増により合格者を昨年の3倍出したため、倍率は急降下。
・国語・算数を中心に全教科で合格者平均点が下がったが、難化というよりは、合格者の数が増えたことによる下降とみられる。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は午後特別入試が国語80点・算数120点の計200点満点、
第1回・第2回はともに、国算100点満点・理社50点満点の計300点満点です。
午後特別入試の国語の平均点の下がり方は驚きましたが、
第1回ではまたしても算数の平均点の低下が目立ちます。
市川中の結果(令和2年度中学入試速報6)
久しぶりに私立中入試の結果、今日は千葉の市川中です。
※第2回入試も更新し、データを表にまとめてみました。
要点は
①第1回(1/20)
・応募者・受験者ともに増加、特に男子は130名前後増加。
・女子は応募者は減ったが受験者が増えたため、受験率が上昇。
・合格者数の総数は昨年とほぼ変わらずだが、男女比に多少変化。結果的に実質倍率は男女ともに上昇、特に女子は2.89倍と高倍率に。
・全教科で平均点が低下したため、4教科の平均点が20点以上下がった。特に算数の平均点の下がり方が目立つ。
・その影響か、ボーダーラインも20点下がった。
②第2回(2/4)
・出願人数は50名ほど、受験者数は70名ほど減。特に男子の減少が目立つ。合格者数はほとんど変わらなかったため、実質倍率は低下。
・国語の平均点が10点近く下がり、逆に社会の平均点が10点以上上がった。4科全体で見ると、平均点はほぼ変わらず。
・ボーダーラインも2点下がり、昨年よりはマシではあるが、それでも倍率は10倍を超える入試になっている。
といったところでしょうか。
以下、詳しいデータです。学校発表のものです。
試験は第1回・第2回ともに、国算理社100点満点の計400点満点です。
(理社も100点満点なのは珍しいですよね)
第1回に関しては、またしても難関校の算数の平均点の低下。
問題分析を急ぎます。
東京都立中入学者決定応募状況(令和2年度中学入試速報⑤)
昨日は少しドタバタしてしまい、更新ができませんでした。
今日は先日東京都教育委員会から発表された、都立中の倍率について見ていきたいと思います。
赤字は前年より上昇したもの、青字は前年より下降したものです。
また、白鷗高附属中と小石川中は特別枠選考の人数により変わるため、
倍率算出時には、一般枠の男女の募集人数を半分ずつと仮定した数字を使用しています。
全体的に倍率は落ち着いてきている傾向ですが、女子は相変わらずの激戦です。
特に23区内の学校は軒並み高いですね。
まあ、一時期の10倍近い倍率に比べたら、だいぶマシにはなってきましたが。
都立中入試と同じ2月3日に行われる国立中の出願状況ですが、
今のところ学芸大附属竹早中、学芸大附属小金井中、筑波大附属中は応募者数が出ていました。
学芸大附属竹早中と筑波大附属中は倍率が上昇し、学芸大附属小金井中は倍率が下降しています。
こちらも、23区内の学校の方が上昇ですね。
気がついたら来週は1月31日。もう1週間ほどで東京の中学入試です。
最後の最後まで、気が抜けません。頑張ります。